こんばんは,ぱちろーです.
本日も,離婚までの経緯について語ります.
前回のお話はこちら.
超化した妹が,不倫をした2人に質問を投げかけます.
それぞれの答えは相変わらずで,
- 西村「もう二度と元•妻さんと会いません」
- 元•妻「娘を連れて,西村と一緒になりたい」
となっており,平行線を辿っております.
超化•妹「まあ同じ母親として子どもと離れたくないという気持ちはわかるけれど…
超化•妹「そんな勝手が許されると本気で思っているの?」
超化•妹「これって夫婦間の話ではあるけれど,今後お互いの親にも話がいくよね?」
超化•妹「そのときに,元•妻さんの勝手な意見が通ると思う?」
残念ながら,元•妻は本気で自分の意見が通ると思っているのよ.
なぜなら,2人目の子どもの話の際に,旦那側の親をアテにするくらいの神経の図太さがあるからね…笑
そんなことを考えながら,超化•妹の話に耳を傾けます.
超化•妹「あと,娘ちゃんが大きくなった際に,なぜ父親がいないのかについて聞かれると思うけれど…」
超化•妹「娘ちゃんにどうやって説明するの?」
超化•妹「あるいは娘ちゃんに説明した結果,娘ちゃんは傷つかないの?」
元•妻「…それはわからないけれど,ただこのままあの家にいるのは違うと思う」
元•妻の発言に一同が呆気に取られてしまい,誰も言葉を発しません.
横目で妹を見ると,「なんでこんなヤツと結婚したんや?」というオーラが伝わってきます.
いや,この状況で僕を責めるのはやめてくれ笑
しかし,ここまでの元•妻の態度や証言から,不倫という行為に対して反省もしておらず,娘の将来のことも全然考えていないことが,改めてわかりました.
僕としては,この辺りが頃合いかなと話し合いの総括に入ります.
僕「親権については,現状夫婦間の問題ではあるし,別の日に話し合おう」
僕「ただ,話し合いの場を設けても,2人ではまとまるとは思えません」
僕「それに,もし貴女が思い描くような未来を辿るのであれば,西村さんは当然であるし,貴女のご両親や西村さんのご両親のサポートも必須ですよね?」
とりあえず現実がわかっていない元•妻に対して,問題をドンドン膨らませてあげます.
僕「えっと…西村さんはご両親はご健在ですか?」
西村「…はい」
僕「近くにお住まいですか?」
西村「そうですね」
僕「貴女が本当に娘のことを考えているのであれば,その方々とも話し合いをしてください」
僕「その上で,本当に娘のためになる案をきちんと説明してください」
僕「貴女が娘を幸せにすることができる手順について,順序立てて説明してください」
上司の次は,自分と不倫相手の両親が登場だね(ニッコリ)
元•妻の両親はもちろん,西村の両親はどんな顔して元•妻の話を聞くのかな?
想像するだけで,ニヤニヤしてしまう僕.
そんな僕の妄想に耽る僕を無視して,冬山さんが発言します.
冬山さん「すみません,口を挟んで申し訳ないんですけれど…」
冬山さん「西村はここに謝罪に来たんだよな?」
西村「はい」
冬山さん「言い方は悪いですけれど…「申し訳ないです」「ほんの出来心です」と言いに来たんやな?」
西村は頷きます.
1年も関係を続けておいて,出来心では済まされないと思いますけれどね.
冬山さん「つまり元•妻さんと一緒になる覚悟はないんやな?」
西村は硬直してしまいました.
確かに,元•妻を前に「うん」とは言えないよね笑
でも,貴方が謝罪をするスタンスなら,ここはきっぱり突き放さないといけないと思いますけどね.
冬山さん「まあ好きではあるのかもしれないけれど,子どもを含めて幸せにする覚悟はないんやろ?」
西村「…はい」
冬山さんが西村を無理矢理頷かせます笑
冬山さん「0から家庭を築くだけでも大変なのに…」
冬山さん「俺はこれまでの話を聞いてて,西村は二度と会いものと聞いていたけれど…」
冬山さん「それなら西村と元•妻さんの関係はないと思うんやけど?」
冬山さん「西村が自分で考えて出した結論なんだから,他人に言われてコロコロ意見を変えるようではダメだろ?」
冬山さん「俺から見ていても,そんなヤツには「子どもの面倒を見てくれ」とは言えないよ」
そう言うと,冬山さんはこちらに向かって話し始めました.
冬山さん「今は旦那さんも気持ちが昂っていて,冷静な話し合いができていないように思えます」
冬山さん「とりあえず全員冷静に考える時間が必要ではないかな?」
いや,僕は極めて冷静ですけどね?
確かに冬山さんからすれば,当初は関係の再構築を望んでいたのに,いつの間にか離婚前提の話になっていたから,そう思うのは当然でしょう.
ただ,僕としても,夫婦関係を再構築どころか反省もしておらず,娘を自分の所有物としか考えていないような人間に,今更戻って来られても…正直迷惑です.
それに僕が,もし元•妻の子どもの立場であったと仮定して現状を考慮しても,正直幼い頃はともかく,大人になったときにこんな人間に育てられたなんて事実は不要だと感じてしまいました.
そんな僕の気持ちとは裏腹に,冬山さんは話を続けます.
冬山さん「結婚というのは家 対 家のものでもありますし,そんな簡単な問題ではないと思います」
冬山さん「改めて,冷静に話し合いをされた方がよろしいのではないでしょうか?」
まあ…ぱちろー家に関しては,仮に僕が「離婚する」って言っても,反対する人はいないと思います.
むしろ,ここまでコケにされた上で「関係を再構築する」って言う方が「どうかしている」と非難されそう…
冬山さん「この2人は同じ職場の…共通の上司である私の責任ではありますし,2人の処遇についてはこの話し合いを聞いてから考えようと思っていたんですけれど…ね」
一応,そこも考えてくれるのね.
さすが一般的な会社さんの所長は違いますね←
嘘でも,嬉しいですよ笑
僕「まあ時間もかなり過ぎていますので…」
僕「今回の話し合いの主目的である事実関係の把握については,これで完了したとの認識です」
僕「今後の方針については,各自で検討の上,再度話し合いの場を設けさせて頂きます」
冬山さん「えっと..一応まとめさせて頂きますと…
- ぱちろー:(表面上は)夫婦関係を再構築したい
- 西村:これまでの関係について謝罪の上,今後は二度と会わない
- 元•妻:関係の再構築はわだかまりが残るから,耐えられない(?)
ということでいいですか?」
元•妻のところはだいぶ端折ってますし,なんだか図とは全然違うような気もしますが,まあいいでしょう←
冬山さん「つまり,もし旦那さんと元•妻さんが別れても,西村と元•妻さんが関係を持つことはない」
冬山さん「それでいいですか?」
元•妻を除いて一同頷きます笑
冬山さん「あと,会社の就業規則には記載されていないけれど,西村と元•妻さんがこのまま同じ職場というのはあり得ないと思っています」
冬山さん「ひとまずお盆期間中は2人とも休んでもらいます」
冬山さん「その間にこちらで検討の上,お盆明けまでには処遇を決定し通知します」
冬山さん「旦那さんもそれでいいでしょうか?」
僕「はい」
僕「ご足労頂きまして,ありがとうございました」
冬山さん「こいつ(西村)は連れて帰りますね」
こうして冬山さんと西村は帰って行きました.
冬山さんがサッと伝票を持って行かれたので,妹にアイコンタクトを送り,伝票を奪い取るように合図します.
まあ…結果から言うと,冬山さんにご馳走になってしまいましたが.
ドリンクバー5人分,ご馳走様でした.
そして,支払いを断られた妹が「えへ」って顔で戻ってきました.
まあ,所長ですし,ご馳走になって大丈夫でしょう←
さて,残る問題は目の前の元•妻です.
僕「とりあえず,今回の話し合いを踏まえた上で,改めて話し合いをする必要があるけれど…」
僕「2人だけでは,まとまらないよね?」
すると,妹が僕の言葉を遮るように話しました.
妹「席外そうか?」
僕「いや,大丈夫」
気不味い雰囲気を察したのか,席を外そうとする妹を強引に引き留めます←
僕「貴女は,お盆期間中に仕事が休みになったわけですし,一旦僕ら2人は離れた方がいいと思う」
僕「貴女は実家に帰って,これまでの話し合いを含めた事実関係を貴女のご両親に伝えてください」
僕「その上で,娘にとってベストな選択ができるように話し合ってください」
僕「娘に関しては,貴女に任せることはできないことは理解できるよね?」
僕「とはいえ,僕は明日も仕事があるし,それでは貴女も安心できないでしょう」
僕「従って,娘は妹に預けるようにします」
僕「構わないよね?」
妹「うちは全然構わないよー」
元•妻「…」
相変わらず,元•妻は不服そうな顔をしています.
僕「もちろん,これは次回の話し合いまでの暫定的な処置であると理解してください」
僕「妹が預かるからと言って,貴女が親権を取れないわけではありません」
僕「わかった?」
元•妻は頷きました.
僕をめっちゃ睨みつけながら笑
僕「なお,次回の話し合いでは,お互いの両親に立ち会ってもらった上で実施したいと思います」
僕「構いませんね?」
元•妻は再度頷きました.
僕「今日の保育園のお迎えは,僕で対応します」
僕「貴女は今から家に帰って,実家に帰る準備をしてください」
僕「僕と妹は,お盆期間中の娘のことについて話し合うので,貴女はここで帰って下さい」
元•妻は静かに立ち上がり,去って行きました笑
次回の話し合いまで停戦となります.
その後,僕と妹は昼食を取りました.
元•妻と自宅で鉢合わせをしたくないので,たっぷり2時間かけて笑
そして,妹は先に実家へ向かい,僕は娘を迎えに行ってから一度自宅へ帰ります.
ご拝読ありがとうございました.
-不倫相手登場編-
<完>
ちなみに今回の話し合いの時間は…2時間9分でした笑
長々とお付き合い頂きまして,ありがとうございました.
次回は,元・妻の奇行編をお送りします.
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