こんばんは,ぱちろーです.
本日は,離婚したシングル家庭なら避けては通れない面会交流について,超•個人的な意見を語ります.
この記事は,あくまでもシングル家庭である父親の立場から,面会交流についての意見を記載したものです.
従いまして,「こんな考え方もあるんだー」といった具合で,参考程度に読んでください.
面会交流とは?
夫婦が離れて暮らすことになってからも,一緒に暮らしていない親と子どもが定期的,継続的に交流を保つことを面会交流といいます.
※家庭裁判所「面会交流のしおり」から引用
つまり,子どもが親から愛されていないと思わないように,父母の愛情を受けられる機会を設けましょうねってことかなと,僕は解釈しました.
ちなみにこのしおりですが,面会交流調停中に裁判所から頂きました笑
我が家の状況
色々と語る前に,まずは僕の家庭状況をざっくりと説明します.
○家庭状況
- 娘の年齢:小学生未満
- 離婚理由:元•妻の不貞行為
- 別居開始から約1年,離婚から約8ヵ月経過(面会交流累計9回)
- 元•夫と元•妻は同じ県内に在住
- 面会交流調停を経て各種条件を決定
我が家の最大のポイントは,離婚理由が元•妻の不貞行為である点です.
この記事は,こんな家庭状況の親権者である父親が書いたことを念頭に置いておいてください.
面会交流に対する裁判所の考え方
まずは,面会交流に対する裁判所のスタンスを確認しておきます.
大前提として,裁判所は面会交流ありきであり,面会交流=子の福祉という考え方です.
例外として,非親権者が子どもに対して暴力を振るっていた事実があるなど,非親権者と子どもを面会させること自体が非常に危険な場合は,面会交流を拒否できることもあります.
ただ,非親権者が単なる非常識人であるとか,離婚に対する有責配偶者であろうが,基本的に親権者が面会交流を拒否することはできないと考えていた方がいいです.
相応な理由なく拒否した場合,面会交流を実施するように裁判所から指導が入ったり,制裁金が課されたり,損害賠償請求されたり,最悪親権を失います.
逆説的に言えば,裁判所は,面会交流に対して積極的に認める親を,親権者に据えたがる傾向にあります.
親権を得たい方は,面会交流に対して積極的に協力するスタンスが求められるわけですね.
※裁判所の考え方も時代とともに変わります.これはあくまで2020年前後の話だとご理解ください
面会交流実施の是非
上記の通り,裁判所のスタンスが面会交流ありきである以上,余程のことがない限り,面会交流は実施する必要があります.
これは親権者,あるいは親権を得たい親であるならば,諦めと覚悟が必要です.
僕の意見
裁判所のスタンスを踏まえた上での僕個人の意見ですが,各家庭ごとに状況は異なるものの,基本的には面会交流を実施したほうがいいと思ってます。
もちろん,元•妻の不倫発覚当初は,不倫をするような(しかも娘から父親を奪う計画まで立てていた)人間が,子どもと関わること自体が悪だと思ってました.
でも,子どもが親に会う(暮らす)ことって,当たり前のことだと思うんです.
親権者が面会交流を拒否することって,言い換えると子どもからその当たり前を奪うことになるのかなと.
当然,元•妻の不貞行為や,それに関する言動は誉められたものではありませんし,そんな人間が「子どもと会いたい」なんて虫のいい話だと思います.
しかし,どんなクズでも子どもにとっては親に違いありません.
また,自分が子どもの立場なら,不倫をした親に対して文句を言う機会を奪わないで欲しいと思うかなと.
もし,自分の両親のどちらかが不倫をしてしまい,両親は離婚し,不倫をした親とは絶縁状態だったと仮定します.
その上で自分が不幸になったとしたら…言葉は悪いですが,自分を不幸に陥れた人間に仕返しをする機会が奪われてしまったと思うんじゃないかなと.
僕なら,直接文句も言いたいですし,法的な責任はなくても「納得いくまで償え」と言うと思います.
それに,僕自身が面会交流を通じて,この人は本当にしょうもない人間だと判断できれば,自分の口から「こんな人間とは関わりたくない」って言うと思います.
でも,親権者が面会交流自体を拒否してしまうと,そういった子どもにとっての区切りと言いますか,貴重な機会を奪うことにも繋がるなと思うんです.
もちろん,娘が将来的に元•妻の不倫を知った上で,それでも元•妻を母親として認るのであれば,それはそれでアリだと思ってます.
なぜなら,不倫をした上で娘に認めてもらえるって…母親として相当な努力が必要だと思うからです.
もし,将来そんなことになるなら,元•妻のことを心の底から尊敬できると思いますし,娘も不幸にはなっていないと思うからです.
※僕としては娘がある程度の年齢になって,かつ離婚理由を聞いてきた場合に,事実を伝えるつもりでいます
面会交流実施の条件
先程,面会交流の実施については,基本的に拒否できないと書きました.
ただ,実施にあたって,条件を付け足すことは可能です.
僕のケースをもとに説明します.
場所の限定
僕の場合,元•妻は不倫相手の男性と将来的に結婚する約束をしていて,そこに娘も連れて行く話まで出ていたわけです.
これ,立派な連れ去り(未遂)ですよね.
こんな人間と娘の面会交流なんて…控えめに申し上げて不安しかありません.
また,連れ去りに限らず,僕の悪口を娘に吹き込んだり,不倫相手の男性こっそり会わせたり,これまでの経緯を考慮するとこれらのリスクは容易に想像できてしまいます.
そして,それらはすべて子の福祉に反していることは明白です.
実際に僕は,これらをリスクを回避するために,面会交流の場所を元•妻の実家に限定することを提案しました.
前提として,僕と元•妻の両親(以下,義両親)の関係がそこそこ良好であり,かつそこそこ信頼ができるというそこそこ高いハードルがあってのことですが,この条件を付与することで面会交流への不安は格段に減少しました.
もちろんリスクが0になるわけではありませんし,全ての人たちが上記の条件を満たせているとは限りません.
そのような場合は,第三者機関の利用も検討してみたほうがいいでしょう.
※第三者機関の利用は有料ですけどね…公的な補助もある市町村もあるようですし検討されてもよろしいかと
元夫婦間での連絡•日程調整を拒否
あと,僕の個人的な気持ちとして,元•妻と連絡を取るのがイヤだったんですよね.
これは単純に僕の好き嫌いの話にはなるんですが,結構重要な要素でもあると感じています.
なぜなら,大前提として,面会交流の日に僕が娘を笑顔で送り出す必要があるからです.
…え?
何を言っているのかわかりませんか?
ちゃんと面会交流のしおりに書いてあるんですよね.
※家庭裁判所「面会交流のしおり」から引用
いやね…そもそも連絡する相手がまともな人間なら心配はないんですよ.
でも,残念ながら元•妻はまともではありません.(まともなら不倫しません)
例えば,調停中の面会交流でも,予定の終了時間を過ぎたり,娘の髪の毛を勝手に切ったり…常識が著しく欠損している残念な人なんです.
そんな人と面会交流の日程をすんなり決めることができるでしょうか?(いや,決められない)
そして揉めに揉めた面会交流当日…娘を笑顔で送り出せるでしょうか?(いや,送り出せない)
そんな父親に送り出された娘は,面会交流を楽しめるでしょうか?(いや,楽しめない)
こういった問題に対して,一般的には「毎月第○週の△曜日は面会交流ね!」と決めるわけですが…
こんな風に決めてしまうと融通がきかないんですよね.
娘は保育園に通っているわけですが,土日にイベントが入ることもあります.
そもそも来年からは小学生なわけですから,部活やら習い事を始めようものなら,再度元•妻と協議する必要が出てきます.
絶対にイヤです←
そこで僕が提案したのは,娘が自分の携帯電話(キッズケータイ)で,元•妻と直接日程を決める方法でした.
理由としては,面会交流って子どもにとって非親権者と過ごす大切な時間であり,あくまでも子どものためのものであると感じたからです.
もちろん親権者として,送迎や最低限のフォローはします.
ただ,面会交流の主役はあくまでも子どもです.
子どもができることは,積極的に子どもにやらせるべきだと思うんです.
加えて,スケジュールの管理やそれらの調整方法を学べるわけですし,そのようなやり取り自体も非親権者と子どもの貴重なコミュニケーションの場になり得ます.
具体的なやり取りの流れとしては…
- 僕と娘が相談して面会交流の候補日を決定
- 娘から元•妻に候補日を連絡(一応,僕がやり取りを確認)
- 元•妻からの返信で日程が決定
- 面会交流当日に娘を送迎
となります.
前提として,面会交流の内容や送迎場所,基本的な受け渡しの時間が決まっているからこそのやりとりですが,これが精神的にラクです.
なぜなら,僕は候補日を娘と相談して,娘がメッセージを送れているのかを確認するだけですから.
加えて,面会交流中に緊急の連絡が必要な場合にも,娘に電話をすることで,元•妻と直接的に話をする必要がありません.
結論
各家庭ごとに状況が異なるのは当たり前ですから,面会交流実施の是非やその条件についても,色々とあるかと思います.
ただ,裁判所のスタンスが面会交流ありきである以上,実施自体を避けるのは容易ではありません.
一方で,実施の条件に関しては,交渉の余地があります.
どうすれば自分が前向きに面会交流に臨めるのかについても,考えてみてはいかがでしょうか?
ちなみに僕にとっての面会交流は,1人になれる時間だと割り切っています.
そうやって割り切らないと仕方がないというのもありますが,実際僕にメリットがあるのも事実ですからね.
重要なのは,そうやって割り切れるくらい安心できる環境を整えることができたことだと思います.
ご拝読ありがとうございました.
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