サレ夫が離婚までの経緯を語ってみる(弁護士への依頼編)

離婚

こんばんは,ぱちろーです.

本日も,離婚までの経緯について語ります.

前回のお話はこちら

元•妻の代理人(弁護士)から連絡が入り,どうやら元•妻は親権を得たいだけではなく,娘との面会交流に加えて,別居費用まで請求しようと調停を申し立てたようです.

以前の話し合いでは「ひとりで育てる覚悟がある」と発言しておりました.

別の話し合いでは「目が覚めた」というような発言もありました.

趣旨こそ違えど,「ぱちろー!お前の世話にはならないぜ」という意味だと捉えていたのですが,どうやらそうではなかったようです.

いずれにしても,何かしら対応が必要ですので,以前Tくんに紹介してもらったAくんに相談し,この地域で頼りになりそうな弁護士を数人ピックアップしてもらいました.

Aくんは快く了承してくれたので,早速紹介してもらった弁護士にアポを取るために電話をします.

???「○×△法律事務所です」

僕「お忙しいところ恐れ入ります」

僕「離婚や親権についてご相談したくて,お電話させて頂いたのですが…」

???「かしこまりました」

その後,事務的に話は進み,面会の日時が決定しました.

僕「ありがとうございました」

そう言って電話を切ります.

そして,弁護士との面会当日…緊張しながら事務所を訪れる僕.

通された部屋は小さな打ち合わせルームでした.

しばらく待っていると,弁護士が現れました.

弁護士「お待たせしました」

僕「本日はよろしくお願いします」

弁護士「それでは早速ですが,詳しい話を聞かせてもらっていいですか?」

僕「かしこまりました」

そして,これまでの経緯を簡単にまとめた資料をお渡しし,説明します.

また,元•妻や不倫相手である西村に対しての要求を,優先度が高い順に伝えます.

  1. 娘の親権
  2. 慰謝料(希望は300万円)
  3. 養育費2万円/月
  4. 面会交流は1回/月
  5. 財産分与はなし(お互いの持ち出し分)

弁護士「わかりました」

弁護士「まず,親権なんですけど,今のお話を伺う限りでは,五分とお考えください」

僕「!!!」

事前にインターネットを使って調べた限りでは,父親が親権を得ているのはわずか1割…(理由は不問)

それに比べれば,確かに40%も可能性が高いわけですから,もちろん喜ばしいわけです.

ただ,逆に言えばあれだけの愚行を犯した元•妻でも,現時点で親権を得る確率が50%もあるわけです.

世の中,何かがおかしい…

そんな違和感を感じながら,弁護士に色々と質問をします.

僕「確率50%が大きいのか少ないのかは置いておいて,その根拠ってお伺いしてもよろしいですか?」

弁護士「わかりました」

弁護士「まず,親権に関して裁判所は,これまでの監護実績を重視します」

弁護士「ぱちろーさんの話から,これまでは主に元•妻さんが育児をされていたと判断できます」

弁護士「次に,重視される項目としては,今後の監護体制です」

弁護士「これに関しては,これまで娘さんが生まれ育った自宅で引き続き育児をしつつ,通い慣れた保育園にお世話になるつもりというぱちろーさんに分があると考えます」

弁護士「3点目は残酷な現実なんですけど,裁判所は親権者を決定するときに,母親を重視する傾向があります」

弁護士「特に娘さんはまだ幼いため,その傾向はより顕著に出るでしょう」

弁護士「最後に,ぱちろーさんに有利な点としては,娘さんが現在ぱちろーさんが引き取っているという点です」

弁護士「これから調停を経て,最悪裁判となった場合,かなりの時間を要するわけですが,その間にぱちろーさんがしっかり娘さんを養育しているという事実を積み上げていくことができます」

弁護士「裁判所は子どもの生活環境を無理に変えてまで親権者を変更することを避ける傾向にありますので,これを積み上げれば積み上げるほど,ぱちろーさんに有利に働きます」

弁護士「逆に言えば,もし娘さんが別居開始時に元•妻さんに引き取られていた場合,親権は取れなかったでしょう」

僕「!!!」

もちろん知ってはいました.

元•妻が不倫をしようが,娘を放置しようが,反省もしていなかろうが,実家を飛び出して孤立していようが,元・妻が親権を得る可能性にはほとんど影響がないということを…

でも,まさかこんな人間(元•妻)でも,お腹を痛めて産んだという事実がこんなにも有利に働くなんて…

はい.

僕はこの日,この弁護士と契約して帰りました.

決め手は弁護士からの,次の言葉でした.

弁護士「現時点で親権をどちらが得るのかは五分です」

弁護士「ただですね…」

そう言うと,弁護士は息を吐き,再び話し始めました.

弁護士「例えばこれからあなたと元•妻さんが和解し,離婚を選択しなかったとします」

弁護士「そうなれば当然,元•妻さんはあなたや娘さんと再び一緒に生活を送ることになるでしょう」

弁護士「その上で,元•妻さんが娘さんを連れ去った場合…その時点であなたが親権を得る可能性 はなくなります」

弁護士「あくまでも現時点において,親権を争った場合が五分である点には注意してください」

そう.

争うならここしかないと…

父親が親権を得る争いにおいて,現状五分なんて奇跡だと言わんばかりの弁護士のセリフ…

娘にためにも,「ここは元・妻と同様に,覚悟を決めるタイミングだな」と感じました.

ちなみに慰謝料ですが

弁護士「2人合わせて,200万円くらいは取れるでしょうね」

って言われました.

一方で,僕の希望が全て叶った場合,弁護士への支払総額は100万円弱という試算でした.

わーい…

ご拝読ありがとうございました.

次回に続きます.

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